修士課程修了しました.

こんばんは.

大学院修士課程,修了しました.
本当に色々あった2年間で,記憶力も良いものだから昔のことまで色々思い出せます.

今後の身の振り方は,また次回書くものとしてこれまで特に記憶に残っていることを書きます.


1.めちゃくちゃ研究した.
2.ビブリオバトル,カラオケ大会(共に矢上のイベント)など楽しんだ
3.研究で病んだ


2.なんですが,この1年間はほとんど本を読めなかったのですが,それ以外の学生生活ではコンスタントに読書を行っていました.すると大学内限定でビブリ●バトルとかいうものがあり出場してみました.
小規模なんですが,2年連続で勝ちました..笑

1.3.これらが特に記憶に残っていて,あとで思い返すのも辛いのですが要点を書きたいと思います.
そもそも僕自体,そんな優秀な学生ではなく,量でカバーするという人間かもしれません.そんな単純に分類もできませんが,例えば,

・おかしいと思ったら再現性をしっかりとる.
・綺麗な信号が取れれば,他も同様に揃えてよい解析を行う.
・統計的に有意であることを確かめるためたくさんデータを取る.

という要点,利点があります.
量は,実は質を担保するものなのです.
しかし時間がかかるという欠点がありますネ.

辛かったのは,大学院の研究を始めた頃の当初の目標を,自分が時間がかかっているために他の人にやられてしまったということです.
驚くべきことは,それを同じ研究室の人にやられたと言うことです.
それはボスの指示,論文の査読の返事などが絡まってそうなったのですが,個人には辛いですね.
そして,第2に,自分が初めて実験に成功したデータを,他人が取り直しをすることで僕の許可なく論文データに使われるという事件が発生しました.このことによって僕は研究室に対して完全に不信感を強めることになりました.ボスはとても素晴らしい人間であるときもありますが,こういった適当なところは結局許せませんでした.自分の役目はなんだったんだろうと思うとやるせないです.

一方で,おびただしい量の実験データとそれを解析して考察し続けたことで,自分の直感と知識の蓄積は非常に多くなり修士相当であると胸を張って言えるまでになりました.その点はよしよし...(よくない)


自分が将来,この研究室のような環境で仕事をしていくのは嫌だとはっきり感じたので,見切りをつけられたと思います.人間として良くても研究姿勢としてそりが合わない場合は,努力なんて全く意味をなしません.大学院の闇を身を以て体験したと思いました.そして,科学にはイイカゲンな研究をする人が本当にいるもんだと思いました.研究捏造の発生率が,世界の中でも日本で突出していることも頷けます.
他にも,僕と関係ないところで深刻な闇があるのですがここでは明かさないことにします.


そういったわけで,修士課程は無事に終え,修士論文をしっかり書き,自腹で製本しました.
1冊は研究室に.
2冊目は自分用.3冊目は両親にです.
研究室には,何も言わず置いておきました.
両親は「全く中身の意味がわからないけど」,と言いながら喜んでくれたので良かったです.
自分で言うのはなんですが,若い研究室であると言うこともあり,それまである修士論文の中ではこれに勝るものはない,と言う質のものを書けたと思っています(総合的に).

...と言いながら,印刷したあとでゆっくり見ると,誤植を発見するなどして「全く意味がわからない」のですがこれもまた学生だし,,,と自分に言い聞かせることにします.学びました.


この休みの間,断続的に用があったのと気持ちの問題で,旅行という旅行には行かずにいます.
その代わり,最近流行しているの機械学習の勉強をしています.
線形代数,確率過程が好きであったことでこの分野の勉強は非常に自分に向いていると感じています.
将来,これらがビジネスに生きる生活をしたいなぁと思うものです.