大学卒業しました

慶應義塾大学卒業しました.

人間の成長がどういうものか,それがわかった4年間でありました.誰もが言いそうですが..笑

特に,人に接する態度というものが,バイトを通じてモデル(店長より)を得られ,友達への接し方も間違いなく変わった.
大学は,高校までに比べて圧倒的に自由な生活なので各人に割り振られる仕事もとにかく友人関係の中で,個人の裁量が決定する.
その意味においては,僕はサークルでいろいろな仕事を率先してやった.そして任されもした.
そして一時的にかなり怒りっぽくなった.笑

これはいまでも反省している点で,卒業した今,大学で最も成長したところを聞かれれば,この反省をまず述べて,自分はどう変わったかを述べることになるでしょう.絶対,人に対して優しくなりました.(昔だけ僕と接した人ゴメンネ)

これらが第一の点.第二の点は,学問を修めることに対する姿勢とでも言えましょうか.
慶應義塾だから,私立だからまさにそうだと思いたい.大学でそつぎょうだけを目的に勉強する人,興味を持って真剣になにかモノにしたいと思って勉強する人,どちらも見られる.
正直,なんのリターンもなしに勉強だけをしていたいんだ! なんて人はほとんどいない.
やはり,社会に求められる人材になるべく,実学的な学問に集中する場合がおおい(という私も学士は工学でもらった).
前者と後者に別れる理由は,やはり社会構造の歪にあると断言できる.

「大学に通いながら,学問に対する姿勢を論じるのは意味のないことではなく,学問とは何かを問える哲学的命題だぁ!」

なんて言いたい所ですが,まあ慶應義塾はまだそんなレベルじゃありません.
そもそも大学に籍をおくだけ状態で卒業するような人もいるわけで..とまあこんな話を始めると,おおげさだなんてまた言われるわけなんですが将来,冗談にならないレベルで大変なことになるはず.いまのうちに断言しておこうこれも.

第三には,本をよく読んだ・・・か.
とくにこれ意識したのは,3年のころからで,研究室の先生が大学院について考える講義をした際に,非常に示唆に富む話だったので読む本の範囲を広げたわけです.それまでは小説ばかりだった.
というわけで新書を読み始めると結構面白い.どれだけ自分が無知な人間なのかわかるようになった.
果て無き探究心と知への欲求から,これからも読書を経て視点を得ていくことになるでしょう.


自分はいったいどんな大人になれるのかわかりませんが,ひとつ.
父から
「卒業したし,すきなもんなんでも買ってやるぞ」

なんていわれたわけです.

「とくにないなぁ」
なんて答えました(本当は,iPad proが欲しい).
金銭面で充実した生活は欠かせないなぁと思います.