ほぼ最後の更新

お久しぶりです.
まず最初に,このブログを提供しているヤプログがサービス終了ということになったそうで
いつか自分のブログも閉鎖されそうです.
今後は,
http://makkimaki.hatenablog.com
にて更新して参ります.頻度は本当に少ないもののたまに見て,更新します.



このブログも跡形無く消えるのかと思うと,振り返れば月日は儚いものだなぁと思わされます.
前回,大学院を修了した記事を書いた後,これまで様々なことがありました.
1年で見たら大して濃くはなさそうなものの,今後の人生を方向付ける経験をある程度できたんじゃないかと感じています.

1.来年度から新卒就職します.
2.これまで5ヶ月弱沖縄で働いていました.
3.しばらくこれからは東京にいます.

といった感じで,今後は僕にかかった莫大な教育費を,どうやって親に還元したら良いだろうと日々考えています.とりあえず長生きしてくれないと...(返せない)
狭いコミュニティ(出身大学,仕事仲間など)ではあるものの,「THE優秀」な人間をたくさん見てきた自分はどうやって新たな価値を埋めるだろうと思い,やはりしばらくは仕事と学問を両立したいと考えました.

具体的には

・統計検定1級取得
AWS SA取得

を軸にして来年はこれを目標に,そしてそのほかのことももちろん,やるといった感じです.
結局,今の自分の視野ではこれまで学んだことの延長にしか仕事を位置付けられません.そうすると,実験,物理,英語...でしばらくはデータエンジニアリングを楽しんで参りたいと考えています.
大学院の最後の方で,この一端を垣間見れたのはラッキーでした.皆が同じ方向に進んではレッドオーシャンなのですが,いつものお得意の「少し脇道にそれる」を実行して自分なりの価値を出したいと考えています.

新卒就職する会社は,楽観的にはこれらを実行できる会社であると期待しており,悲観的には日系大企業の端くれです.勉強は好きなので,定めた目標を粛々と実行していきたいです.


さて,最近沖縄から帰還したわけですが,母親の友人がなぜか自分のために「量子超越」に関する読売新聞の記事をスクラップしてくれていました.自分がこれまで,量子コンピュータ・量子デバイスに関わる研究室にいたことを覚えていたようです.周囲の支えに感謝してこれからも平和に生きていきたい!

修士課程修了しました.

こんばんは.

大学院修士課程,修了しました.
本当に色々あった2年間で,記憶力も良いものだから昔のことまで色々思い出せます.

今後の身の振り方は,また次回書くものとしてこれまで特に記憶に残っていることを書きます.


1.めちゃくちゃ研究した.
2.ビブリオバトル,カラオケ大会(共に矢上のイベント)など楽しんだ
3.研究で病んだ


2.なんですが,この1年間はほとんど本を読めなかったのですが,それ以外の学生生活ではコンスタントに読書を行っていました.すると大学内限定でビブリ●バトルとかいうものがあり出場してみました.
小規模なんですが,2年連続で勝ちました..笑

1.3.これらが特に記憶に残っていて,あとで思い返すのも辛いのですが要点を書きたいと思います.
そもそも僕自体,そんな優秀な学生ではなく,量でカバーするという人間かもしれません.そんな単純に分類もできませんが,例えば,

・おかしいと思ったら再現性をしっかりとる.
・綺麗な信号が取れれば,他も同様に揃えてよい解析を行う.
・統計的に有意であることを確かめるためたくさんデータを取る.

という要点,利点があります.
量は,実は質を担保するものなのです.
しかし時間がかかるという欠点がありますネ.

辛かったのは,大学院の研究を始めた頃の当初の目標を,自分が時間がかかっているために他の人にやられてしまったということです.
驚くべきことは,それを同じ研究室の人にやられたと言うことです.
それはボスの指示,論文の査読の返事などが絡まってそうなったのですが,個人には辛いですね.
そして,第2に,自分が初めて実験に成功したデータを,他人が取り直しをすることで僕の許可なく論文データに使われるという事件が発生しました.このことによって僕は研究室に対して完全に不信感を強めることになりました.ボスはとても素晴らしい人間であるときもありますが,こういった適当なところは結局許せませんでした.自分の役目はなんだったんだろうと思うとやるせないです.

一方で,おびただしい量の実験データとそれを解析して考察し続けたことで,自分の直感と知識の蓄積は非常に多くなり修士相当であると胸を張って言えるまでになりました.その点はよしよし...(よくない)


自分が将来,この研究室のような環境で仕事をしていくのは嫌だとはっきり感じたので,見切りをつけられたと思います.人間として良くても研究姿勢としてそりが合わない場合は,努力なんて全く意味をなしません.大学院の闇を身を以て体験したと思いました.そして,科学にはイイカゲンな研究をする人が本当にいるもんだと思いました.研究捏造の発生率が,世界の中でも日本で突出していることも頷けます.
他にも,僕と関係ないところで深刻な闇があるのですがここでは明かさないことにします.


そういったわけで,修士課程は無事に終え,修士論文をしっかり書き,自腹で製本しました.
1冊は研究室に.
2冊目は自分用.3冊目は両親にです.
研究室には,何も言わず置いておきました.
両親は「全く中身の意味がわからないけど」,と言いながら喜んでくれたので良かったです.
自分で言うのはなんですが,若い研究室であると言うこともあり,それまである修士論文の中ではこれに勝るものはない,と言う質のものを書けたと思っています(総合的に).

...と言いながら,印刷したあとでゆっくり見ると,誤植を発見するなどして「全く意味がわからない」のですがこれもまた学生だし,,,と自分に言い聞かせることにします.学びました.


この休みの間,断続的に用があったのと気持ちの問題で,旅行という旅行には行かずにいます.
その代わり,最近流行しているの機械学習の勉強をしています.
線形代数,確率過程が好きであったことでこの分野の勉強は非常に自分に向いていると感じています.
将来,これらがビジネスに生きる生活をしたいなぁと思うものです.



Why you want to do Ph.D. ??

There is a higly suggestive and interesting website about doing doctoral course.

Why Would You Want to Do a PhD? | MIT Graduate Admissions

 

Introdcution in this article starts with following statement.

 

'The latest Doctoral Exit Survey by the MIT Career Services reveals that close to 50% of the PhD graduates in 2017 do not work in research institutes or universities immediately after graduation. Instead, they work across private and public sectors.'

 

This is really a important and meaningful survey. In Japan, almost of all people, even the graduate students believes that doing a Ph.D. directly means going on an academic career. But getting a Ph.D. anymore does not mean building an academic career.

 

Indeed, in the website above, there is a regarding statement.

 

'It is a myth that a PhD degree only prepares you to succeed in academia. Since a doctoral program helps you develop a field specialy, it is not hard to imagine people who use their PhD training to sharpen their skills in order to work in industry. Abbas Shikari is no exception. A master's student in mechanical engineering at MIT, he plans to extend his current program to a PhD.'

 

ある大学院生のブログ

2018年 あけましておめでとうございます.

 

修士1年の冬ですが,今年はまさに決断の年であり,目標に向かって突き進む.突き進んでとにかく突き進む年です.

 

決心が揺らがないように,時にブログに記録と思いを残し,日々の面白いことも記録として残そうと思います.

 

 

大学院からも頑張ろう

最近更新多めのブログになってきた.
新年度始まりまして,明日は大学院の入学式です.

今年の目標は,

1.論文一本...汗
2.本100冊読破
3.勉強
4.筋トレ

この4つかな.
大学に泊まりたくはないけど,大学院に通う以上,研究は最も大事な「仕事」なので頑張りたい.
どうも大学院を知らない人から,

「大学院て結構時間あるんじゃないの?」

と,要は暇でしょ?的な感じで思われているよう..
悲しいことだな.常に考え抜いて意味のある大学院生活を送っていきたいと思います.

大学卒業しました

慶應義塾大学卒業しました.

人間の成長がどういうものか,それがわかった4年間でありました.誰もが言いそうですが..笑

特に,人に接する態度というものが,バイトを通じてモデル(店長より)を得られ,友達への接し方も間違いなく変わった.
大学は,高校までに比べて圧倒的に自由な生活なので各人に割り振られる仕事もとにかく友人関係の中で,個人の裁量が決定する.
その意味においては,僕はサークルでいろいろな仕事を率先してやった.そして任されもした.
そして一時的にかなり怒りっぽくなった.笑

これはいまでも反省している点で,卒業した今,大学で最も成長したところを聞かれれば,この反省をまず述べて,自分はどう変わったかを述べることになるでしょう.絶対,人に対して優しくなりました.(昔だけ僕と接した人ゴメンネ)

これらが第一の点.第二の点は,学問を修めることに対する姿勢とでも言えましょうか.
慶應義塾だから,私立だからまさにそうだと思いたい.大学でそつぎょうだけを目的に勉強する人,興味を持って真剣になにかモノにしたいと思って勉強する人,どちらも見られる.
正直,なんのリターンもなしに勉強だけをしていたいんだ! なんて人はほとんどいない.
やはり,社会に求められる人材になるべく,実学的な学問に集中する場合がおおい(という私も学士は工学でもらった).
前者と後者に別れる理由は,やはり社会構造の歪にあると断言できる.

「大学に通いながら,学問に対する姿勢を論じるのは意味のないことではなく,学問とは何かを問える哲学的命題だぁ!」

なんて言いたい所ですが,まあ慶應義塾はまだそんなレベルじゃありません.
そもそも大学に籍をおくだけ状態で卒業するような人もいるわけで..とまあこんな話を始めると,おおげさだなんてまた言われるわけなんですが将来,冗談にならないレベルで大変なことになるはず.いまのうちに断言しておこうこれも.

第三には,本をよく読んだ・・・か.
とくにこれ意識したのは,3年のころからで,研究室の先生が大学院について考える講義をした際に,非常に示唆に富む話だったので読む本の範囲を広げたわけです.それまでは小説ばかりだった.
というわけで新書を読み始めると結構面白い.どれだけ自分が無知な人間なのかわかるようになった.
果て無き探究心と知への欲求から,これからも読書を経て視点を得ていくことになるでしょう.


自分はいったいどんな大人になれるのかわかりませんが,ひとつ.
父から
「卒業したし,すきなもんなんでも買ってやるぞ」

なんていわれたわけです.

「とくにないなぁ」
なんて答えました(本当は,iPad proが欲しい).
金銭面で充実した生活は欠かせないなぁと思います.

大学生活ももう終わり

最後の更新からいつのまにか半年以上放置していた。。笑


すこし古い話題だが、今年のノーベル賞について。

日本人が物理学賞を受賞するにはいたらなかったが、物理学賞受賞者の研究内容は自身にも興味がある内容であった。というのも、「相転移」である。

今年度の受賞内容は、

「トポロジカル相転移と物質のトポロジカル相の理論的発見」

であった。

トポロジカル相転移、トポロジカル相というのは21世紀に入ってから実験的に様々なデータが出始め、世界中で研究が盛んになっているまさにトレンド分野である。

相転移は本当に不思議な現象だ。
水蒸気が水になり、氷になっていく過程は、相転移のもっとも身近な例であるが、これは人類がいまだに理論的な解明に成功していない。
現象論としての理解では、水分子の動きがだんだんと鈍くなっていき、固体になるのだと幼いころから学ぶだろう。

しかし、非現実的ではあるもののたとえば水分子が10個あるとき、これらを冷やしていってもこのような相転移は生じないのだ。水分子Aが、ほかの水分子B,Cがどういう環境にいるかは感知せずとも、莫大な数の水分子が集まることで初めて相転移は生じてしまう。

単独の水分子ではなにも特異な性質を示さないのに、集団になったとたん、いままでになかった特性を示してしまうのは非常に興味深い。これが相転移のおもしろさである。

浅学な僕は、この相転移の面白さに気づくのに時間がかかった。3年の夏ごろである。
もう1年以上たったのに、相転移の勉強はたいして進んでいない。ここで今年の振り返りにも入るのだが、
今年はなんとも人間との関わりに悩み続けた年だったと思う。笑

4年の研究室選びは、研究室のボスの人柄で50%、内容で30%、運営体制で20%考慮して選んだと思う。
この一年間でよかったと思うのは、研究室に拘束はされるものの、自分の時間を確保できたことである。比較的。
自分はどういう道に進みたいのか、学生として何をしたいのか、ということを4年生としていゆっくり考えることができた。その代わり、研究は思った以上に進まないし、途中で面白みもほぼ失せてしまい、最後までそれが回復しなかった。研究をしに大学に来るはずが、それが興味から外れたので辛いことが多かった。
大学院では、別の研究をすることが決まっている。それは3年生のころから布石を打っておいたので本当に助かった。

この1年弱で、研究とはどんなものなのか知ることができた。
興味がなかった、論文執筆もやりたいと思えるようになった。ということはつまり、広義の研究活動を大学院において始動しなければならないということである。この記事は、自分の決意を忘れないためにも書こうと思い立ったものだ。

大学は最後であるが、まだ学生でいる間に、少しでも物理学の深さを突き詰めていき自分の中へ修めたいものだ。



よいお年を。