ビッグ・フォア

先日、ビッグ・フォア という本を読み終えました。

これめちゃくちゃ面白いです。

展開が早いです。



まあ見ての通り、アガサクリスティのポワロシリーズです。

この本は300ページもないです。 ただ、日本の小説をよんでるとよく見られる、

感情、風景描写の面倒な部分がないので、内容は濃い。

日本の読んでると、まどろっこしく思えるよね。

外国の昔の推理小説はそういう部分がないから読みやすいし、展開がはやい。

どんどん読んでいっちゃいますね。

このビッグフォア・・・どういう話かというと、

まあ、ある秘密結社があるんです。それがビッグ・フォア。

その4強が、国籍を異とする人たちで、その強大な秘密結社は世界征服をたくらんでるんですが、

その4強にポワロが立ち向かう話です。。

これ結構ハラハラしますね。

ただ、途中の重要な展開で、ものすごい事がおこるんですが、これを十分に味わうためには、

ポワロシリーズを2冊程度違うものをよんでいくとさらに面白くなります。

もちろんこの1冊だけでも全然おもしろいっすから!

この本ですが、なかなか入手が難しいようです。

ネットで探せば意外に早く見つかるかもしれませんけど、送料めんどーですよね。

ビッグフォアじゃなくてもビッグ4でも売ってるらしいので、興味ある人はぜひ読んでください。

この作品は、アガサクリスティーの会新作で、刊行当時(約30年前)では9000部も売りあげてるんです。

当時ではすごい数字なんですこれ。

どの著者よりも2倍以上売ってるわけですから。

なぜ、こんなに売れたかというと、この作品の執筆前に、一回失踪事件が起きたんです。

見つかった時は記憶喪失をおこしていて、家庭の離婚危機に陥ってたクリスティーのショックさがうかがえます。

離婚に至って世間に注目されて、事故後の一作がこんなに売れちゃったというわけ。

知名度も当然、面白さもあるのでお勧めです。

500円しません。 結構安いです。   ぜひ買ってみてください。